てあみ天国

アルパカ毛糸について

  
◆特徴
柔らかくて、暖かくて、エレガントなアルパカ毛糸は、南米ペルーのアンデス高山地帯に住むラクダ類の動物、アルパカの贈り物です。
アルパカは海抜4000〜5000メートルの高原に放牧されていますが、ここは1日の温度差が50度にも達することがあるという、途方もなく気候の厳しいところ。この過酷な環境から身を守るため、アルパカは非常に細い繊維でからだ全体を覆います。繊維の直径はだいたい2/100〜3/100ミリ。アルパカ毛糸の柔らかさの秘密はこの繊維の細さにあります。羊毛よりも細くて長い繊維が独特の柔らかい滑らかな手触りを作り出すのです。
羊毛に比べると断熱性でもずっとまさっています。つまり暖かいのです。また、羊毛よりも丈夫で縮むことが少なく、毛玉もほとんどできません。アルパカ毛糸で編んだものはシワになりにくいという特徴もあります。高級品として歓迎されるのも当然な質の良さを持っているのです。

◆素直で少しガンコ
上質で素直な毛糸というのがアルパカの持ち味ですが、これは一面では伸縮性に乏しいということでもあります。いささかガンコで融通のきかないところがあるのです。滑らかさとも併せて、手編みの場合は目が揃いにくいという感じを持たれるかもしれません。けれども、そこをコントロールしていうことをきかせましょう。いくぶんきつめに毛糸を繰り出すことに手が慣れてくると、根が素直な毛糸ですから、おもしろいように目が揃ってきます。
また、編んでいるときは多少デコボコしているように見えても、編み上がったものをしばらく寝かせて置くと落ち着いてきれいになりますし、実際に着ると目はさらに揃ってきます。洗濯でもすればてきめんです。いずれにしても、羊毛に比べると少しガンコだというだけで、ほとんど伸縮しないコットンなどとはちがいますから、決して扱いの難しい材料というわけではありません。 

  ◆特別注文の手編み糸

←私(森明子…もう少し若いときの写真)は、アルパカの手編み用毛糸を作ってもらうため、ペルーのリマとアレキーパへ行きました。首都リマには大手の製糸工場があります。いつも曇っているのに雨はめったに降らないという不思議なところ。アンデスの麓、アレキーパはまぶしいほど明るい高原の町。昔からのアルパカ産業の中心地で今もその伝統を受け継いでいます。。いずれもインカの末裔とスペイン系が混在して、さまざまな種類の顔があり、おいしいものもいろいろあるという魅力的なところでした。
製糸工場では、片言のスペイン語と頼りない英語での交渉でしたが、ペルー人たちはすっかり心得て、すばらしい毛糸を作ってくれました。ナチュラル・カラー(しろいろ、ぎんねずいろ)はもちろん、他の染め色も落ち着いた美しい色に仕上がっています。太さは並太程度で、棒針なら6号ぐらいがちょうどいい編みやすい毛糸です。

◆洗濯について
アルパカ作品の洗濯はドライ・クリーニングか、手洗いをお願いします。あるペルーの方は、人間の髪の毛と同じようにシャンプーとリンスを使って洗濯するそうです。色によってはお湯では色落ちする場合がありますので、水をお使いください。干すときは平らに広げて干してください。決してハンガーはお使いになりませんように。アイロンをかける場合は、せっかくの手編みの目をつぶさないように、重みをかけず、裏から蒸気を当てるだけにとどめる方がきれいに仕上がります。



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